5〜7月

 最近仕事の関係で、ほとんど現地に行くことができなくなってしまいました。
何とかしなければという気持ちもあるのですが、どうすることもできません。 とりあえず日記の方は、3ヶ月を1ページという構成にして今後も続けます。


6日(土)
探検隊下見・里山復元活動

 恒例の探検隊下見。最近ではこの下見と探検隊当日くらいしか「横沢入」 に行けなくなってしまった。
 連休中、相棒で私の師匠の希君が息子のダイちゃんとキャンプをしながら、 保全活動をしていました。本当に脱帽します。 この保全活動にも沢山の方が参加してくれたらと思うのですが。
 この日は雨が降っていたので、あまり生き物は現れてくれなかったけれど、 明日は、草堂の入を中心に自然探検をすることに決定。


7日(日)
第26回 里山探検隊 by やっさん

 今回は、特にテーマを定めずに本当の自然探検。
最初に姿を現したのが、シマヘビ君。それを優しく皆でなぜてあげてから、今度は水路へ。 水路からは、様々は水生昆虫・ホトケドジョウ・アカハライモリ・サワガニなどが見つかり 、最初はおしりが濡れたと怒っていた女の子も、夢中になって網を中に入れてました。
 途中、5m四方の水たまりにヒキガエルのオタマジャクシが真っ黒になるほど入るところがありました。 そこでの皆の歓声はすごかった。また、4月に見つかったトウキョウサンショウウオも稚魚になって我々を迎えてくれた。 しかしながら、それだけ一カ所に集まっているということは、それだけ開放水面が少なくなっていること を説明し、谷戸の奥へ。奥に入れば入るほどトウキョウサンショウウオの卵塊が点在しているのだけれども、 やはり同じ現象で、干涸らびかけている卵塊があり、それを皆で拾って安全は場所に移動させてやりました。
 安定した開放水面をつくってやることが急務のようですので、午後は谷戸の奥の田圃跡地を使って、 シロカキ・クロツケの真似事をやりながら開放水面づくりをしました。
 来月には水がたまっていることを期待して解散。

 

7日(日)
探検隊26回目


 探検隊途中で、オオタカPJのO氏が現れ、「横沢入」のオオタカの繁殖行動を確認という朗報を頂く。
これで今年も、元気なオオタカの幼鳥が現れてくれることでしょう。

 探検隊後に「ムササビの会」の打ち合わせ。
 この日は、もし「横沢入」が開放されたらどの様にしたいかというテーマでそれぞれの案を提出しあう。
 様々な意見が出たが、わたしは「里山文化指定地域」として都または国に買い取ってもらいたい。 子供達の自然学習の場とか、エコミュージアムなど沢山のアイディアがあるのだが、 あまり人に開放することをメインにするよりも、純粋に里山自然環境を保全することが大切のような 気がする。そのためには、人がエリアに入り込み水路・開放水面・雑木林など様々なところを 管理しなければならないのであって、その中で人が入り込むスペースは自然にでてくると思う。 また、「横沢入」には「伊奈石」という文化もあり、本当の意味で、人と自然が共存している 里山文化が再現できると思うのであるのだが‥‥‥。
 後は、あきる野市・JR・都の最近の動きや考え方などの情報交換があった。 もしかすると、この一年でかなり「横沢入」問題は進展するかもしれない。

 

6月4日(日)
第27回 里山探検隊 by やっさん

 梅雨の始めのこの時期。あまり参加者達が心躍るものは期待できないかなと思っていたところ 、なんと昨年の秋につくったため池にモリアオガエルが卵を産んでいた。

 前々から「横沢入」にはモリアオガエルはいたという話はあったのであるが、 シュレーゲルと同様に畦の傾斜部分の草に産み付けていたようで、今回は誰かがため池に格好の 木を植えてくれたため、そこに教科書通りに産み付けたというわけ。
 従来通りに産卵して生存してくれた方がよいのであるが確実に存在していたことが明確になり、 そして我が「探検隊」の参加者が実際に見て、触れてみることができたのは実に良かった、
モリアオガエルの背中はザラザラしていたことに、参加者そして私自身びっくり。 とても今までのアカガエルやヒキガエルのようなものとは違うことがよくわかりました。  今回は、子供達よりも大人達が、感動!

 

6月4日(日)
探検隊27回目

 探検隊の方にも書いたけど、この日昨年の秋に探検隊でつくってしまった小さなため池に 誰かがちょうど良い状態に木を植えたために、モリアオガエルが産卵していました。
 私も、モリアオガエルがいるという話は聞いていたのだけれど今まで一度も見たことはありませんでした。 また、ここのモリアオガエルは樹上に産卵するのではなくシュレーゲルアオガエルと同じように 畦の脇の草の根もとに産卵しているという話を聞いていたので、今回はびっくり。
参加者と一緒になって驚くやら、喜ぶやら。おまけに成体も顔を出してくれるのだから‥‥。
もう何も言うことはない最高の一日でした。
 それにしても、一体誰があの木を植えたのだろう。希君ではないようです。とりあえず‥‥。
もしかして、JR?

 

7月2日(日)
第28回 里山探検隊 by やっさん  

今回は、草むら探検。
小さな子供が中心だったために、クワガタ・カブトムシを探しに ヤナギの中へ。図鑑で名前は私よりも知っている子供達も実際に草を掻き分けて ヤナギの木の下に入り込み、ひとつひとつ見て回ることは、苦手のようです。
 一度見つけてしまえば、目が慣れて仲間内ではヒーローになれるんだと言い聞かせながら 頑張り、コクワガタやノコギリクワガタを見つけました。
 ところが今度は、捕まえることができない。思ったよりも足の力が強いようで、 せっかく見つけたものも途中で落としてしまい、探しても探しても‥‥‥。
それも良い経験と慰めて、来月はもっと沢山いるよと期待をもたせて昼食。
昼食後は、突然の雷のためしばらく車に避難したが、再開できずに今回は「武蔵増戸」まで車で送り解散。

 

7月2日(日)
探検隊28回目

 探検隊の中で、早くクワガタを見つけて子供達を驚かしてやろうと一人歩いていると、 なにやら大きめの蝶が‥‥。いつものアゲハだなとふと見てみると、なんとオオムラサキ!
今まで、イガちゃんとオオムラサキの幼虫は何度も見るのに、成体は一度も見たことがないといっていたのに。 ついに見てしまいました。ワハハハハ!
 やはり、足繁く通っているととても良いことがあるのですね。
また、この日は「探検隊」としてホタルを見に来る人がいるという、人騒がせな情報が 入っていたために6時まで待っていました。
 結局、人は来ずににわか雨に降られただけでした。でも、それはそれでよいのかも。 そのおかげで、いつも逃げているようにサボってばかりいる里山復元活動のお手伝いもできました。 とても、気持ちの良い汗をかくことができました。ただし、2日後に筋肉痛!(年の証拠)

 

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