5月2日 西多摩自然フォーラム主催「水辺の生き物観察会」 
by 内山

 5月2日 西多摩自然フォーラム主催「水辺の生き物観察会」。毎年恒例である。
 「観察会」とは言うものの実は調査である。横沢入の湧水を集めて中央湿地を流れる横沢川を、上流域、中流域、下流域に分けて、それぞれの区域で採取された魚類、トンボ類を完全に記録するのだ。流れの中に採取網を置き、足で水底をまさぐりながら敵(?)を追い込むのだが、両岸にヤブがあってなかなかたいへん(青梅永山の北谷津ほどではないが)。
 講師は魚類=君塚芳輝氏、トンボ類=須田真一氏。はっきり言って権威である。ほかにも宮野大先生やスパイダーマン氏などもなにげに参加しているので「先生」はやたら多いのである。
 トンボ類は横沢入の環境の多様さを反映して種類豊富。魚類は、棲息する種の少なさが逆に横沢入の貴重さを証明している(秋川との間にチョットした滝があるため本流との交流が無く、独特の魚類相を維持)。ところが!!昨年から異変が!中央の水たまりにメダカが現れたのだ。昨年の観察会で8尾除去したのだが今年もしっかりいました。こういうことはやめて欲しい!!!他にもオオフサモ、スズラン、キハナショウブなどなど。横沢入は家庭菜園ではないのだ。一度入り込むと元に戻すのはたいへんなのです。

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